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「ねこパンチ2号」全国大会への想い
第二回全日本製造業コマ大戦準優勝チーム SWCN信州 中原健司

「ねこパンチ2号」全国大会への想い その2

新潟大会に向けたミーティングで、渋谷場所優勝ゴマのレプリカを回させてもらった。実験用のコマとは違う安定感があった。コマ大戦で勝つのはこういうコマなんだ。指から伝わってくる強いコマの慣性力が、今でも感覚として残っている。

その頃、事務局の水出さんがSolidworksさんの協力を取り付けてくれた。サンプルファイルを見たところ、シミュレーションでコマの回転時間を予測できそうだ。コンピュータ上でなら、材質や形状を自由に変更することができる。光造形と金属のおもりで作ったテストピースの結果と、ほぼ合っている。

これはいけるぞ!!!

新潟場所のコマのコンセプトは、低重心で粘りのあるコマ。重いコマからエネルギーをもらえば負けないコマ。

パラメータ設計の結果を使って、Solidworksを使ってチューニング。減速率と倒れる回転数は先端Rのトレードオフ関係だが、倒れにくいパラメータを優先した。

最終的には、20gを切り誤差に強いA案、25gで500rpmでも倒れないB案に絞り込み、コガネイの旋盤の神様(赤根さん)に加工をお願いした。1週間ほどで完成した2つのコマは、平らな台の上なら普通に10分以上回るすごいコマだった。

しかし、ケンカゴマには相手がいる。単独で長く回っても、勝てなくては意味がない。コガネイさんから、特徴的なコマをいくつかお借りすることができた。正直、本選に出ても上位に食い込むことが間違いないコマばかり。

右回し、左回しなどで評価し、結果的に、B案で新潟大会に臨むことに決定した。

新潟大会には、全国大会への出場権とSWCN秋のイベントの目玉としてに総取りゴマを展示したいという明確な目標があった。そのため、長野からは多くのチームがエントリーした。結果は、優勝スワニーさん、準優勝大東製作所さん、3位SWCN、4位エイトさんと上位を長野県勢が独占した。(主催の新潟の加藤さんには申し訳なかったです。)

スワニーさんの優勝には素直に喜んだ。(本音ですよ)ただ、準決勝で橋爪さんに負けていた。今でも、コマの性能ではなく、投げ手の能力だと思っている。

私の中では、コマの形状パラメータは限界まで来ていて、投げ手の力の勝負となってはコマ大戦の発展はないと感じていた。Ustreamを見直したときに、大会委員長の緑川さんが「変形ゴマの強いのが出てきてほしい」と言っていたのも、同じ気持ちだったのではと勝手に思っている。

SWCN秋のイベントは、夏のセミナーの内容にシミュレーションを追加した内容とした。研究した結果と新潟場所へのチューニング条件をすべて公開した。群馬から羽広さんが来てくれて、すごくうれしかった。

一方、SWCNとは別の想いもあった。私は、中堅メーカーの中堅だが、コマ大戦の魅力を社内にも展開したかった。敗者復活戦からとはいえ、全国大会への切符の端をつかんでいる。こんなチャンスを生かさないわけには行かない。

1月中旬のSWCN総選挙に向け、社内の予選会を開くための企画案をつくり、常務と上司に説明した。コマの製作や土俵などの購入に、多少の支援を頂くことを了承してもらった。その後、開発部門の部課長クラスに説明した。感触は悪くなかった。

しかし、加工する設備がないことや興味を示す若者がいないことから、企画はボツとなった。

こうなったら、何としても全国大会に出場して、興味を持ってもらうしかない!!!

こうして、「ねこパンチ2号」のへの取り組みが始まった。

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